宇部なるかな・・地名の由来

宇部市で老人ホームなど福祉施設を展開している最大手が「社会福祉法人 むべの里」です。

 

むべの花
むべの花

「宇部」という地名の由来にはいくつかの説があります。最も信頼できそうなのが、この地には「むべ」が繁茂していたので、この「むべ」が「うべ」に転じたという説です。

 

「むべ」は、漢字では、「郁子」あるいは「野木瓜」と書きます。「トキワアケビ」とも言い、アケビ科ムベ属の常緑樹です。

日本では関東以西の温暖な地域に分布しています。身近では、家の垣根によく利用されているそうです。

 

むべの実
むべの実

「むべ」の実は、ほのかに甘い赤紫の実で、たいそう健康によいのだそうです。

 

昔、近江の国にたいそう健康で長寿の夫婦がありました。あるとき、天智天皇が老夫婦に長寿の秘訣を聞いたところ、この地で採れる果実を毎年秋に食べるのが無病長寿の秘訣だと応えたそうです。

天智天皇は、早速これを所望して賞味したところ「むべなるかな(もっともだなぁ)」と感じ入りました。これ以来、果実は「むべ」と名付けられて、毎年秋に皇室に献上されるようになったということです。

 

尚、宇部という地名の由来には他にも「海辺(うみべ)」の集落から「うべ」に転じた。ヤマト王権の時代に「宇治(うじ)氏」が赴任したことから「うべ」に転じた。などの諸説があるそうです。