「働き方改革」では「リカレント教育の充実」が大きなテーマです。
<recurrent:再発する・周期的に起こる>
昨日の続きですが、働くというのは人間が生きていく根幹ですから、「働き方改革」は「暮らし方改革」であったり、「生き方改革」だったりします。
「人生100年時代」が本格的に到来しました。一方で、IoTだとか第四次産業革命だとか、技術は進歩して働く環境はどんどん変わっていきます。
既に働いている人が、生涯に渡って学び直しをしていくことが必要になっています。
そこで、働き方改革では、「リカレント教育」の充実に取り組むことが重要とされています。日本の教育は、子供の教育に偏り過ぎている傾向がありましたが、少子化の影響で教育施設にも余裕があります。
働く人が、残業を減らして創った時間に良質な「リカレント教育」を手軽に受けられるようにすることは大事です。
特に、中高年のおじさん世代は頑張らないといけませんね。
この世代が”使えない”理由の第一が「肩書はすごいんだけど仕事ができない」だそうです。あなたは何ができるか?と尋ねられて「営業部長」と応えた人がいるという笑い話もあります。
以下、「自分で手を動かさない(すぐ若手や外注を使いたがる)」「金銭感覚がない(知恵が出ないのでカネで解決しようとする)」「自分の意見が無い(一般論をエラそうに述べる)」「自分の仕事を制限する(専門外だと言って仕事を断る)」「時間感覚がない(納期を聞くと半年後と平気で言う)」・・・・
働きながら繰返して学習する力を身につけて、プロとして仕事ができるレベルを常に維持することに心掛けましょう。
余談ですが、マーリンズはイチローとの契約権を放棄したそうです。イチローはリカレント学習の優れた実践者だと思います。来年もプロとしての仕事の場があるといいなぁと思います。