「グレープフルーツジュースは飲んじゃダメ!」

薬品と食品の飲み合わせ(相互作用)には注意が必要なんだそうです。

 

くすりと食品の相互作用
くすりと食品の相互作用

私自身は、風邪をひいて葛根湯を飲むくらいで、続けている薬が無いので、薬品と食品の飲み合わせについて、気にしたことがありませんでした。

 

血圧を下げるくすり(降圧薬)を飲んだときには、「グレープフルーツ(グレープフルーツジュース)は飲んじゃダメ!」なんだそうです。グレープフルーツの成分が、くすりの効き目を強くして、血圧が下がり過ぎて危険なのだそうです。

 

知っている人には常識でしょうが、私ははじめて知りました。自分だったら大丈夫だとは思いますが、食後に服薬した高齢者の人に、何気なくグレープフルーツを出すことはありそうです。仮に、その方が降圧薬を使われていたとしても、です。

ちょっと気をつけないといけません。

☞ 今日の画像は、「一社)くすりの適正使用協議会」の該当サイトにリンクしています。

 

備忘を兼ねて、主な飲み合わせを書いときます。

〇「降圧薬・高脂血症治療薬・カルシウム拮抗薬など」と「グレープフルーツ(ジュース)」

〇「抗血栓薬(血液サラサラにする)」と「クロレラや納豆」

  ・・・ビタミンKが多く含まれる食品はNGだそうです。

〇「抗結核薬・消化性潰瘍治療薬など」と「チーズ」

  ・・・チーズに含まれるチラミンという成分が影響するそうです

 

後は一般的な注意ですが、薬を飲んでいるときに「アルコール」「コーヒーなど(カフェイン飲料)」「牛乳」などを大量摂取することは避けた方がよさそうです。いろいろな種類の薬と、相互作用があって危険です。

まぁ、アルコールは当然ですし、コーヒー(カフェイン)も良くないだろう、注意しようと思います。しかし、骨粗しょう症治療薬を服用しているときに牛乳を大量に飲むと、高カルシウム血症などの副作用が出るかもしれないなんていうのは、ビックリです。

 

よく確認して、薬は服用しましょう。また、服用している人(特に高齢の方)には配慮をしましょう。良かれと思って提供した食品で思わぬことが起こらないとも限りません。