宇部市は交通事故で大渋滞

宇部市では渋滞で困ることはあまりないですが、今朝は交通事故渋滞が発生しました。

 

宇部市。厚東川を渡る(Google earth)
宇部市。厚東川を渡る(Google earth)

宇部市は厚東川(ことうがわ)で東西に分かれています。宇部市、山陽小野田市、下関市の東部の辺りは、奈良時代から厚狭(あさ)と呼ばれていました。厚狭郡の東部に当たることから、宇部市地域は厚東と呼ばれます。宇部市から周防灘に流れ込む川が厚東川です。

 

宇部市は厚東川で東西に分かれています。宇部市の東西を結ぶのは厚東川に掛かる橋になるのですが、今朝は大規模な死亡交通事故が厚東川大橋(C)で起こったので、宇部市の東西が分断された形になって、大渋滞が長い間続きました。

 

厚東川には5本の橋が架かっています。

Aは宇部興産大橋で、宇部興産の専用道路です。興産道路と呼ばれていますが、美祢市の宇部興産伊佐セメント工場との間を結ぶ、全長約32㎞ある日本で最長の私道です。一般車両は通行できません。

 

Bが2011年に開通した厚東川新橋です。宇部湾岸道路(スカイロード)の一部で、自動車専用道です。厚東川大橋の渋滞緩和には役立っているのですが、手前のインターチェンジまで戻るのは大変ですから、迂回路として使った人は少なかったようです。

 

Cが厚東川大橋です。立体交差で進入して片側3車線ある宇部市の東西を結ぶ幹線です。

 

Dが新琴川橋で、今年の7月に開通しました。旧琴川橋は1車線(上下合わせて)しかなく、橋の真ん中に離合できる膨らみがあるという構造でした。まぁ、怖くて地元の人しか使えません。そこで新橋が開通したのですが、今のところ県道から橋へつながる道路がまだ開通しておらず、狭い市道からしか進入できません。このため、利用者が少なくて、迂回路に使った人は少なかったと思います。

 

Eが沖ノ旦橋です。今朝は、私を含めてかなりのクルマが迂回路として流入しました。片側1車線の狭い橋なので、ここも大渋滞でした。

 

街には川がある。というか川があるから町ができたわけです。

今朝の事故がどういう状況かは分かりませんが、橋は交通のボトルネックになりますから安全対策が重要です。また防災などの面でも、迂回路の整備なども大切です。行政の重要な課題です。