ハンドルは両手で持て・・交通違反をしないために

見たことがありそうで無かった、パトカーが違反車を捕まえるところを目撃しました。

 

交差点で立っていたのですが、突然パトカーのサイレンが鳴って、「そこのクルマ・・・」と黒のワンボックスカーが止められました。

 

この交差点は、ちょっと変則なつくりで五差路になっています。そのうちの1本が常時一方通行で交差点側からは進入できるのですが、反対からは出てこられません。しかも、その1本の向かい側に交番があるというつくりです。

もちろん、田舎の交番は普通は無人です。この日、たまたまミニパトがいたところ、まさにパトカー目掛けて一方通行を逆走してきた黒のワンボックスカー。当然ながら、あっさり、捕まって交番の駐車場に誘導されていきました。

 

そこで、交通違反ってどれくらいあるのか?と警察白書を見てみました。

最新の平成27年のデータでは、1年間の交通取り締まり件数は708万件でした。結構多いですね。日本人で交通取り締まりされる可能性のある人を1億人とすれば、100人に7人が違反しているわけです。もし均等に違反するなら、14年に一度ですね。

 

私自身は、生涯1度だけ(30年くらい前)スピード違反で捕まったことがあります。

そこで、違反種別を見てみると、やはりスピード違反が最も多くて、175万件でした。ついで、一時不停止134万件ですが、3位は携帯電話の104万件でした。これは、昔は無かった違反ですね。また、交通違反ではないのですが、シートベルト装着義務違反で125万件処分されています。

 

まぁ、交通違反にもいろいろな原因があるのでしょうが、事故をおこさないためにも十分に気を配りたいものです。その合言葉が「ハンドルは両手で持て!」です。

「交通違反(例えばスピード超過)に気をつけなさい。」というよりも、「運転中は必ずハンドルを両手で持ちなさい」というほうが効果があるそうです。

 

ドライバーの80%がハンドルを片手で持っているそうです。両手で持っている人でもハンドルの一番下の部分に手を添えているだけの人が多いようです。

しかし、ハンドルを両手で(9時15分より高い位置です)持っている人は、交通違反をしないし、スピード超過もないそうです。

 

もちろん、因果関係が逆で、違反をしないきっちりした人が、ハンドルを両手で握るということなのでしょう。しかし、人は形から入るものです。

ハンドルを両手で握り、シートベルトをきちんとしていたら、違反はしないものです。 

☞ 「ハンドルを両手で持って! 今日一日を、ご安全に!」