韓国は”恨(ハン)”の国

昨日の続き。「慰安婦像」問題以上に「朴大統領弾劾」が理解し難くて不思議です。

 

韓国の社会風土を端的に表す言葉として”恨(ハン)”というのがあります。

これは、日本人はもとより韓国以外の世界に人にとって、分かり難い概念です。

何らかの理不尽な仕打ちを受けた場合に、相手に対して「反省と謝罪」を求めるのは当然で理解できます。しかし、反省して謝罪している相手に対して赦すことなく、千年でも万年でも恨み続けるというのは、よくわかりません。

 

日本という外国に対して執拗に繰り返し繰り返し反省と謝罪を迫るというのは、まだ少しは理解できないでもありません。国としての約束とか、民主主義だとか、経済合理性とか、そういうこととは別なのだという説明も、そういうものなのかなぁと思います。

 

しかし、自国の大統領や財閥と呼ばれる大企業のトップに対する、他国民からみれば常軌を逸しているとしか思えない仕打ちは驚きです。

未だに、朴槿恵大統領の何をここまで酷く非難しなければならないのか、正直なところ、私たちにはわかりません。長年の友人に政治向きのことを個人的に相談したとか、セウォル号事故の対応よりも私的な用事を優先したとか・・。もちろん、気に入らなければ非難しても構わないのですが、ここまで徹底的に貶めるほどのことでもないと思います。

 

まさに「反省と謝罪」の表明があれば、それで十分な気がします。

大統領のほうも、「反省と謝罪」を明確にしたら、赦されることはなく、溺れた犬のように叩かれ続ける(自分だけでなく、家族や親友も)だけなので、突っぱねるしかありません。

何といっても、自国の元首である大統領ですから、その尊厳は国家にとって極めて重要で、かけがえのないものです。少し、控えて差し上げてはどうかと思います。

 

最後に、韓国は経済規模で世界11位の堂々たる大国であり、まぎれもなく世界有数の先進国です。ゆるぎない地位を確立しています。

ちなみに、GDPで韓国に続く12位がロシアです。強面のプーチン大統領が威張ってみても、韓国のほうが経済的には大国なんです。13位以下が、オーストラリア・スペイン・メキシコです。また、一人当たりのGDPで見れば、日本とほぼ同じです。

迷走はそろそろ止めて、大国の自覚と自負を持って国政が安定することを願っています。