土地を買う前に国土地理院のサイトを確認

3月9日に国土地理院のサイトに「地形分類図」の見やすいページが開設されました。

 

自然災害のリスクを把握するためには、土地を購入する前には、各自治体が発表しているハザードマップを参考にするのが手近です。河川の氾濫・津波・土砂崩れ・液状化など大まかにわかります。

 

もう少し詳しくみるには、国土地理院のサイトを確認することが有効です。

9日に公開された「地形分類図」はとても見やすくなっています。画面上をクリックすると、土地の成り立ちと、その土地が本来持っている自然災害のリスクを表示します。

但し、公開範囲が限定的で、三大都市圏などは網羅されていますが、山口県は使えるエリアがまだ少ないです。

以下は、岩国駅周辺の地形分類図です。ピンクの部分は「盛土地・埋立地」土を盛って造成された平地および斜面。となっています。西側の薄いオレンジの部分は「切り土地」山地などを切り開いた平地。です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もう一つ役に立つのは、過去の地形図です。

国土地理院のサイトでは、昔の地形図の画像データが公開されています。例えば、昭和30年頃の地形図と現在の地形図を比べてみます。この比較で切り土なのか盛り土なのかが分かります。一般に、切り土のほうが安全で、盛り土はリスクが高いと言われています。

 

もちろん、ケースバイケースなので、現地を目で見て確認することが必要です。さらに、正確な判断をするためには、地盤調査をします。現在はSWS(スウェーデン式サウンディング)試験という簡易調査が一般的におこなわれていて、費用は6~7万円だそうです。

 

土地を購入する際には、災害のリスクについて、よく調べることは大切です。