今日は閏日(うるうび)

うるう日が2月にあるのは、もともと2月が一年の終わりだったからです。

 

現在のカレンダーにつながる源になったのは、紀元前8世紀のローマ建国の際につくられた「ロムルス暦」です。ロムルスは王政ローマの初代王です。

 

 

このロムルス暦では、1月から10月までの10カ月しかありませんでした。1カ月の長さは、30日あるいは31日なので、全部で304日にしかなりません。(残り61日間は暦が無い!)

 

1月は春が来る頃にはじまり、10月は冬至の頃に終わります。寒さが厳しい冬の期間は家でじっとするだけで、何の作業も行事もありませんでした。この間の暦は必要がなかったわけです。

 

ロムルス暦では、1~4月の名前には、ギリシャ神話の神の名前がつけられました。1月は軍神マルスの名前がつけられ、今のMarchです。2月は美の女神アフロディテでApril。3月は農業の神マイアでMay。4月は結婚の神ユノーでJune。です。

 

5~10月の名前は、数字がそのままつきました。(5月と6月は後に変わりました。)

7月以降は、7月がSeptember・8月がOctober・9月がNovember・10月がDecemberとなりました・・・? でも2カ月ずつズレていますよね。

 

ロムルスの跡を継いだ、皇帝ヌマの時代に「さすがに冬とはいえ暦無しはまずいので、11月と12月を作って、1年通した暦をつくろう」ということになりました。

11月の名前に、門の神ヤヌスからJanuary。12月の名前は、贖罪の神ファブリウスからFebruaryと名付けました。これが「ヌマ暦」です。このときに、各月の日数が変わったりして1年は355日になりました。

 

これでは、太陽の運行と1年で10日余りの大きな違いが出てくるのですが、300年くらいはこのまま流していました。不定期に調整?していたようですが、よくわかりません。

 

紀元前400年頃になって、1年で10日もずれると不便なので、最終12月Februaryに2年に1度の閏月(22日あるいは23日)をくっつけて調整をすることになりました。

この調整をして4年間をならすと、1年は366.25日になります。かなりピッタリなのですが、今度は太陽暦より1年に1日多くなります。

 

それから約250年後の紀元前153年。厳密にヌマ暦が運用されていたとすれば、250日のずれが生じていたはずです。何だかわけのわからない暦になっていたかも知れません。

そこで「ヌマ暦の改革」として、太陽の動きと暦を合わせることがおこなわれました。そのときに、11月と12月を1月(March)の前に移動させて、11月を1月に・12月を2月にしたのです。

 

年末ではなくなったのですが、2月に閏月をくっつける制度は残って、その後も引き継がれているというわけです。

この結果、神様の名前がついた月はともかく、数字のついた5月~10月はへんてこなことになりました。7の月(September)が9月になるようなことです。

 

ちなみに、元の5の月(7月)はそれからさらに約100年後に、皇帝カエサルが自分の名前をとってJuly。元の6の月(8月)は、皇帝アウグストゥスの名前をとってAugust、と変わりました。

 

よく、カエサルとアウグストゥスが自分の誕生月に自分の名前を付けるために、2つの月を押し込んだので7月以降が後ろ倒しになったと誤解している人がいます。

実際は、紀元前153年のヌマ暦の改革のときに、このズレは生じていたのです。

 

何だか、ごちゃごちゃしましたが、要するに2月はもともと1年の終わりで、春3月が年の初めだったということです。明日から、気持ちも新たに頑張っていきましょう!