計量の日に健康を考える・・メッツとエクササイズ

11月1日は「計量の日」です。日曜日は老子の日なので、1日早い計量ネタです。

 

一般の人が「測る」ものと言えば、長さ・時間・気温などがありますが、重さを測ることが最も多いでしょう。調理のときや郵便物などを測ったりもしますが、体重計の頻度も高いと思います。

我が家の体重計でもBMIや体脂肪率を表示してくれます。最新式のものは、内臓脂肪量だとか骨格筋肉量だとかを表示したり、推移をグラフにしたりもするそうです。

「計量」は健康管理にも役立っています。

 

さて、2カ月ほど前から、ひょんなきっかけでスポーツジムに通っています。生涯初めてのことです。週に2~3回ながら、意外に真面目にやっています。

初めてランニングマシンやエアロバイク、クロストレーナー(ノルディックウォークする機械)などを使ったのですが、デジタル表示部に「METs」という見たことのない数字が表示されています。多くの人はご存知なのかも知れませんが、私は知りませんでした。

 

METs(メッツ)というのは、運動の強度を示す単位で「Metabolic equivalents」の略だそうです。安静時を1として、その何倍のエネルギーを消費するかを示しています。

ランニングマシンで、時速4kmで歩くと3METsくらいです。スピードを上げたり、傾斜をつけていけば数字が上がっていきます。一応、消費カロリーも表示されるのですが、これは主に体重による個人差があるので少し曖昧です。METs表示のほうが正確性は高そうです。

 

METs(メッツ)から消費カロリーを簡易的に計算するには

”消費カロリー(kcal)=1.05×メッツ×時間×体重(kg)”

例えば、体重70kgの人が、お散歩(3METs)を1時間したら 220kcalです。

なお、1METs分は安静時にも使いますから、お散歩で余分に消費したのは145calになります。

 

METsに活動時間を掛けたものを「エクササイズ(METs・時)」と言います。

例えば、3METsのお散歩を1時間したら3エクササイズで、2時間したら6エクササイズです。厚生労働省は、メタボ対策として、一週間に23エクササイズすることを目安に推奨しています。

 

メッツもエクササイズも、計量や単位に興味を持っていながら知りませんでした。それぞれの分野でいろいろな単位があるものだと、妙に関心した次第です。

 

11月1日は「計量の日」です。正確な計量は社会生活の基礎になります。