山口県民にはもう少しおもてなしの心が必要かも

 山口県民は維新を成し遂げたり総理大臣を輩出したり、「偉いんだ!」って感じが少しあります。


 山口県は、大きな製造業の会社があって、家計所得は全国トップクラスです。一方で、地価を含めた物価はとても安いです。東京から越してきたときに、スーパーでの生鮮品の価格はとても安くて驚愕でした。また、比較的温暖で地震や台風などの自然災害も他県とくらべれば頻度は低いです。

 また、総理大臣がたくさん出ているから道路などの公共インフラが整っていると、やっかみ半分で言われることですが、ほぼ当たっています。

 

 皆がみんなではありませんが、とても豊かで、あくせく働く必要が無いという、素晴らしい環境にあります。とにかく、生活するにはよいところです。

 さらに、自然も特異で美しくて豊富な観光資源も、他県からみればうらやまむばかりです。

 

 ところが、観光客が来ません。大河ドラマ「花燃ゆ」効果やスカウト世界大会などの大型イベントに期待がかかったのですが、今ひとつ不調です。特に、リピート客が少ないのが拙いです。

 人口減少も歯止めがかかりません。若者が進学や就職で県外に出ていきますし、Uターンはあるのですが、I・Jターンでの流入も芳しくありません。

 

 その理由としては、山口県のホスピタリティーがまだまだ不足していることと思います。どうしても、私たちが維新を成し遂げて日本を開いた者たちの後継者だという意識が残っています。

 県民性を簡単に言えば、向上心が強くて、努力家が多くて、よいリーダーを輩出する。一方で、保守的で、政治好き・権力好き。プライドが高くて、見栄っ張り。だそうです。

 

 どうも、この県民性が観光業やサービス業では邪魔をします。

 せっかくの観光資源なんですから、もったいないと思います。もう少し、”O・MO・TE・NA・SHI”にシフトできればよいのですが・・・。

 また、サービス業や商業でも顧客に向かわないで、会社や上司だけを見ているような姿勢がどうしても残ります。大内時代から、商人気質とはあまり縁がないままに、数百年を過ごしてきました。

 

 山口県に人を呼び込むには、県民性のチェンジが必要だとつくづく思います。

 1985年に160万人を超えていた山口県の人口は、30年後の現在(2015年)には140万人を割り込んでいます。25年後の2040年には、100万人を下回る可能性が高くなっています。

 山口県の施策としては、以前としてコンビナート地域や整備済みの工業団地への企業誘致で仕事を増やそうとしています。人口が100万人を下回るのを10年程度遅らせるという目論見です。


 ただ、産業構造がサービス化しているなかで効果は限定的なように思います。山口県では、おもてなしの心の向上につながるような情緒的な施策のほうが、むしろ効果的なのかも知れません。