2020年に名目GDPを600兆円にする

安倍改造内閣の打ち上げた「新・三本の矢」の一つですが、評判は芳しくありません。

 

  日本の名目GDP(2000~2014+2015以降予測)
  日本の名目GDP(2000~2014+2015以降予測)

右のグラフの青帯が2000年から2014年までの名目GDPの推移です。

2020年に600兆円になるように、2015年からを赤帯で示してみました。年率で3%を超える成長が必要になります。

 

2014年の名目GDPは約490兆円です。日本の名目GDPは20年以上に渡って横ばいです。

2000年以降では、2007年の513兆円が最大値で、2009年の471兆円が最小値です。

 

2020年に600兆円を達成するには、大きな飛躍が必要です。経済界からは、いくら何でも無理な数字で政治的パフォーマンスだという声が上がっています。新聞各紙の論調は、朝日や毎日は「言葉やスローガンだけで中身が無い」と批判していて、親安倍政権の読売も「さすがに困難」と懐疑的で、産経は論評を避けています。

 

まぁ、600兆円という具体的な数値目標を立てたということは、安倍政権には何らかのアイディアがあるのだとは思います。

そこで、そういう前提でいろいろ考えてみたのですが、どうしてもわかりません。

 

ちょっとやそっとのことでは達成はできそうにありません。無理なことをすると、反動の方が大きくなって国が本格的に破産しそうです。ということで、何かアイディアを書こうかと思ったのですが、政府の計画を楽しみに待つことにします。悪しからず・・m(__)m