宇部市の観光客数が初めて100万人を超えた

宇部市を訪問する観光客が増えています。もとが少なすぎるとも言えますが(・・;)

 

2014年の宇部市の観光客数が、初めて100万人を超えたという記事が掲載されていました。右のグラフ、すごくないですか?

 

宇部市のメイン観光地である常磐公園が遊園地のリニューアルなどで集客を増やしていること。宇部まつりなどイベントの集客が好調だったこと。変わったところでは宝くじの高額当選が続けて出たことから市内の神社への初詣などでの参拝客が増えたこと。などが影響しているそうです。更に、工場などを廻る産業ツアーも人数という面では少ないですが、募集はいつも満席になる根強い人気があります。今年は宇部市で隔年開催の屋外彫刻展「うべビエンナーレ」の年ですから、更にお客様の数は増えていくと思います。

 

宇部市の皆さんは観光客の方を積極的に呼びこもうという意欲には少々欠けるところはあるのですが、来ていただくと見どころ・遊びところはたくさんあります。市内には、2500m滑走路を持つ山口宇部空港があり東京羽田と90分で直結し、新幹線のぞみが停車する新山口駅から宇部市街はクルマで20分です。まぁ、せわ~ないので、一度おいでみてください。

 

さて、山口県全体の観光客数は、年間で約2800万人ですが、県外からの流入は約1200万人で海外からの観光客は10万人ほどです。

本州の西端に位置する山口県は、日本海側には砂丘や荒々しい断崖・奇岩、瀬戸内海側は穏やかな海と島々、九州との連結点である関門海峡と三方を海に囲まれています。内陸は、日本最大のカルスト台地秋吉台を取り囲むように数々の名湯温泉に恵まれています。朝鮮半島を通して大陸と結ばれて弥生時代から、幕末明治維新、さらに殖産興業の時代まで歴史遺産も数多く残っています。

もっと県外、遠方のお客様にも足を運んでいただきたいと思います。

 

さて、やる気のある中小企業にとっては、観光産業は参入障壁が比較的低くて、大企業と競争しても収益が期待できます。何と言っても観光資源は誰にも共通して使用できることが大きい要素です。

さらに、観光産業は意外に大きく裾野が広がっていきます。飲食・宿泊・名所旧跡・交通などは容易に想像できますが、公共事業や情報通信などインフラ整備・名産となる食品や工芸品の生産・最近では医療など、経済波及効果が高い産業でもあります。

 

宇部市は、日本創成会議が都市の医療介護難民受け入れ余力のある移住候補自治体33のうちの一つに選ばれました。冬は雪も降らずに温暖で、夏は瀬戸内の端にあるために風があって涼しい宇部市は、候補のなかでも移住しやすいところだと思います。

追加情報ですが・・山口大学の医学部(附属病院も)は、実は宇部市中心部にあります。