社員をとことん信頼する・・社長のための老子(42)

老子の教えは毎週日曜日に掲載します。今日は、老子第四十九章です。

 

聖人無常心、以百姓心為心。

善者吾善之、不善者吾亦善之、徳善。

信者吾信之、不信者吾亦信之、徳信。

聖人在天下、歙歙為天下渾其心。

百姓皆注其耳目、聖人皆孩之。

 

立派な社長には固執した考えは無くて、社員みんなの考えを自分の考えとします。

善い社員を善いと評価し、善くない社員もまた善いものと扱いますから、どんな社員も善くなります。(もともと会社が選んで採用した善い人材です。)

信頼できる社員は信頼し、信頼できない社員も信頼しますから、どんな社員も信頼できるようになります。(もともと会社が選んで採用した信頼できる人材です。)

社長は会社にあって、全ての社員の異なる考えを、よく聞き集約して、経営に反映させます。

社長にとっては、自分の発言や行動に注目しているすべての社員は、幼い子供のようなものです。