スマホをやめて、痩せたソクラテスになれ!

信州大学の山沢学長は磁性材料・電子デバイスの専門家ですから、スマホの発展にも貢献していると予想されます。

 

信州大学の入学式の式辞が大きな話題になりました。

 

要約すると、信州大学の学生の特徴は「独創性」である。(昨年、日経新聞が上場企業432社の人事部にアンケートした結果、日本の大学で「独創性」1位は信州大学。2位は京都大学。)

 

学長として、新入生に「独創性」を求めたい。そのためには、時間を有効に使うことである。

その方法は5つある。

1.学び続ける。

2.新しい場所や環境を訪ねる。

3.新しい人に会う。

4.新しいことをはじめる。

5.感動を多くする。

 

スマホの見慣れた世界にいると、脳の取り込み能力は低下して、時間が早く過ぎ去っていく。

「スマホやめますか。それとも信大生やめますか。」

 

この部分を切り取って、”時代錯誤”だと、ネガティブな評価が多いようですが、文脈から読めば、この”信大生”とは「独創性を持った信大生」という意味ですね。

「スイッチを切って、本を読もう、友達と話そう、自分で考えよう、全力で行動しよう、そして、独創性のある信大生になろう。」とても、よいメッセージだと思います。

 

信州大学と言えば、中学生の頃に読んだ北杜夫の「どくとるマンボウ青春記」の風景が鮮やかでした。最近では、夏川草助の「神様のカルテ」の一止先生でしょうか。

今後とも、信大生の皆さんが、大いなる独創性を発揮していかれることに期待したいです。

 

ソクラテスの話は、明日に続く・・