満足することを知る ・・ 社長のための老子(37)

老子の教えは毎週日曜日に掲載します。今日は、老子第四十四章です。

 

ご存知の「知足」・・足るを知る を、33章に引き続いて説いています。

 

最後の文は、「足るを知ればはずかしめられず、止どまるを知ればあやうからず、もって長久なるべし。」朝礼などでも引用しやすいです。

 

名与身孰親。

身与貨孰多。

得与亡孰病。

是故甚愛必大費。

多藏必厚亡。

知足不辱、知止不殆、可以長久。

 

名誉と生命では、どちらが身近ですか。

生命と財産では、どちらが重要ですか。

得ることと、失うことではどちらが気がかりですか。

大きすぎる愛着を持つと、大きな費えが必要です。

たくさん貯めこんだら、亡くすのも多くなります。  

満足することを知れば、辱めに合わずに済み、

止める事を知れば、危険に会わず、

何時までも永続きします。