「はやぶさ2」と一緒に九州工大の「しんえん2」も飛び立ちます

JAXAが打ち上げるロケットには余裕があれば小型の人工衛星が相乗りします。

 

 「はやぶさ2」を載せたH2Aロケットの発射が、天候の影響で2度に渡り延期されています。天気図を見ると、明日こそは発射されそうです。

 

JAXAは衛星の打ち上げの際に、搭載重量に余裕がある範囲で公募した小型衛星を相乗りさせています。これまで24機の小型衛星が主役の衛星と一緒に宇宙に飛び立ちました。2012年5月に打ち上げられた水循環変動観測衛星「しずく」には、九工大の「鳳龍2」が相乗りしました。

 

 今回の「はやぶさ2」でも公募がおこなわれ、東京大/JAXAの「PROCYON(プロキオン)」、多摩美大の「ARTSAT2-DESPATCH(アートサット・ツー デスパッチ)」と一緒に、九州工大の「しんえん2」が相乗りすることになりました。

ただ、「しんえん2」は公募審査で3位だったので、「はやぶさ2」に影響しないかの解析結果が出てから、今年7月に正式に相乗りできることに決まったそうです。せっかくのチャンスですので、何とかミッションを成功させられるとよいと願います。

 

新聞によれば九州工大の学生開発メンバーは13名で、そのうち5名はフランス・中国・ベトナム・ルーマニア・アルジェリアからの留学生だそうです。特に、ベトナムからの留学生ズンさんの粘り強い活躍が、プロジェクトを引っ張ったそうです。いろいろな国から来た留学生と一緒に作り上げた衛星が宇宙から情報を送ってくることを期待しています。

 

明日13時22分。三度目の正直で、皆さんの夢が叶いますように祈ります。