よい会社は争わない・・社長のための老子(23)

老子の教えは毎週日曜日に掲載します。今日は、老子第三十章です。

老子はこの章では「非戦=戦わないこと」を説いています。

「大軍之後、必有凶年」 大きな戦争の後には田畑が荒れ果てて必ず凶作の年になる。

現代においても老子の教えは変わりません。

 

以道佐人主者、不以兵強天下。其事好還。

師之所處、荊棘生焉、大軍之後、必有凶年。

善者果而已、不以取強。

果而勿矜、果而勿伐、果而勿驕、果而不得已。是謂果而勿強。

物壯則老。是謂不道、不道早已。

 

あなたが道理をわきまえて社長をたすける幹部ならば、力まかせにシェアを取ろうとしてはいけません。あるところに落ち着かせるほうがうまくいきます。

無理な争いをする指導者がいると市場は荒れ果ててしまいます。大きなシェア争いの後には不況の年がやってくるだけです。

よい会社は新商品を堅い信念を持って市場に問いますが、決して強く奪い取ろうとはしません。

よい会社になろうと思えば、果敢であっても自慢せず、果敢であっても無理に攻めず、果敢であっても驕らず、止むを得ず競っていることを自覚しなさい。どれほど恐れ知らずであっても無闇に強くなろうとは思ってはいけません。

盛んなときを長続きできずに衰えていく会社があります。それは、この道理をわきまえないからです。道理をわきまえない会社は早い時期になくなります。