老子の教えは毎週日曜日に掲載します。今日は、老子第二十一章です。
この章では自然の法則を理解することを薦めています。
孔徳之容。惟道是從。
道之爲物、惟恍惟惚。 惚兮恍兮、其中有象。
恍兮惚兮、其中有物。 窈兮冥兮、其中有精。
其精甚眞、其中有信。
自古及今、其名不去。
以閲衆甫。吾何以知衆甫之状哉。以此。
優れた品性がある人は心が大きくて、自然の法則にだけ従って行動します。
不注意に生きていると、自然の法則と言っても、実感できません。
しかし、はっきりしないと言っても、全ての物の色や形は自然の法則に従っています。
隠れていたとしても、全ての物の実態は自然法則に従っています。
目に見えないとしても、全ての物の精神は自然法則に従っています。
精神と言うのは純粋なもので、信頼できるのは自然の法則です。
大昔から今まで、自然の法則というのは一切変わることがありません。
自然の法則を知れば、万物の始まりがわかります。
万物の始まりを知るためには、自然の法則を知ることです。