不慮の事故の続き・・浴室での溺死について考える

年間5,000人以上が浴室で溺死しているというが、本当はその5倍くらいかもしれません。

 

どういう事かというと、国の統計は死亡診断書に基づいているのですが、浴室で亡くなった方を「溺死」とするか「病死(多くは心疾患)」とするかは医師の判断です。1999年に東京消防庁が調査したところ、浴室で亡くなっていた方を「溺死」と書く医師は20%強で、80%は「病死」と診断するそうです。また、この二つの診断に症状からの有意差は無かったということです。

 

心疾患で亡くなる方は年間20万人ですから、その1割は浴室で亡くなっているということです。さて、浴室での事故を減らす方法は一般的には「浴室を暖かくして、ぬるめのお湯に、半身浴」だそうですが、これって難しいですよね。

 

ある方が言われていた、「年寄りは明るいうちに風呂に入れ」というのが正解のような気がします。