寛容なこころ・・・社長のための老子(9)

老子の教えは毎週日曜日に掲載します。今日は、老子第十六章です。

 

致虚極、守靜篤。萬物並作、吾以觀其復。
夫物芸芸、各復歸其根。
歸根曰靜。是謂復命。復命曰常。知常曰明。不知常、妄作凶。
知常容。容乃公。公乃王。王乃天。天乃道。道乃久。沒身不殆。

 

心の中をからっぽにして、静かにして、あらゆるものが作られては循環していく自然の法則を観ていなさい。
ものは種々様々であっても、みんな自然の法則通りにその根元に帰っていくでしょう。
どんなものもあるべきところにおさまっていきます。これは自然の法則にしたがっているのです。このような恒常の道理を知っているならばいつまでの幸福であり、道理を知らずに振る舞えば災いが訪れます。
恒常の道理を知っている人は寛容になり、公正であり、王者のように尊敬されます。そして、天のように、自然の法則にしたがいます。自然の法則は永久であって、あなたが死んでしまった後でも変わることはありません。