終戦記念日に少しだけ少しだけ考える

69回目の終戦記念日を迎えました。

 

昭和20年8月14日に日本は「ポツダム宣言」を受諾し、8月15日に玉音放送で国民に公開しました。正式な発効は9月2日です。ここに、第二次世界大戦は終わり、世界は大きく変わりました。

第一に、暴力的な支配が否定された。

第二に、民族主義が尊重され独立解放が認められた。

第三に、米国とソ連の二大国に権力が集中した。

第四に、科学技術の発展が戦争被害を極大とすることを知った。

の四つ。

 

長い年月が経過しましたが、現在の世界は新たな混迷にあります。第一・第二の変化は逆戻りし始めています。第三の変化は社会主義の崩壊で終わりました。米国一国では世界秩序を維持できなくなりました。第四の変化は日本では福島原発事故で再確認されましたが、世界では重要視されなくなっているかも知れません。

 

大戦後に生まれた最も大きな変化は情報技術の発展であり、新しい世界秩序の形成に最も期待されます。しかし、諸刃の剣でもあり権力による制限や悪用といったマイナスが顕著になってきています。何らかの新たなブレークスルーが必要なのだと思います。