危機に臨んでの特別に重要な思考:クリシン

20年以上も前ですが、グロービスのカリキュラムを受講したことがあります。その第一講が「クリティカル・シンキング」、略してクリシンでした。

 

クリティカル・シンキングは日本語では「批判的思考」と訳されます。ロジカル・シンキング(論理的思考)とは似て非なるものとされています。自分の思考に常に疑いを持って批判的に接するマインドが必要であるということです。論理的に考えた末に導かれた結論でも、その他の視点からチェックすると異なる結論に代わる可能性があるからです。

 

キャリア教育ラボ
キャリア教育ラボ https://career-ed-lab.mynavi.jp/

右の図は、マイナビのキャリア教育ラボのWebサイトにありました。クリティカル・シンキングについて、とても端的に説明されています。仮説を立てて検証していく過程が重要ということです。

 

英辞郎でcriticalを調べると、少し面白いことがわかりました。criticalには、criticの形容詞形,crisis の形容詞形の二つがあるのです。

 

critic

1(文芸・美術などの)批評家,評論家

2批判する人; いつもあら捜しをする人.

 

crisis

1危機、難局

2転機、岐路、重大局面

3〔病気の〕峠

4〔物語中の〕危機的場面

 

クリティカル・シンキングをcriticの側から見れば「批判的思考」となりますが、crisisの側からでは「危機に臨んでの特別に重要な思考」とも言えそうです。

 

難局にある経営者は、社内外の支援者と後者の意味でのクリティカル・シンキングのスキルを高める必要があります。経営者は自分自身で考えて、それを表現にして、支援者からの批判を受け、考えを改善して、採るべき最善の対策を作り上げるのです。