仲間内には盗人はいないはず!~落語のお話

落語の演目では泥棒が出てくるものがたくさんあります。

 

YouTubeで三代目志ん朝の「締め込み」をたまたま聞いていました。枕で、どんな演目にするのかは、その日にお客様の様子をみて決めるんです。登場人物とお仕事が被るといけないからです。今日のお客様にはいらっしゃらないとお見受けしたので、泥棒の話をしましょう。」といった意味のことを言っています。

 

古今亭志ん朝
古今亭志ん朝

泥棒が主人公の古典落語は、改めて数えてみるとかなりの数になりそうです。その理由が泥棒を商っている人が少ないからなのかも知れません。

 

落語に出てくる泥棒(盗人、山賊、盗賊、掏摸・・)は、どれもお間抜けで愛らしいキャラクターです。結局にところ、ドジを踏むだけ踏んで、本当の悪人という者は、あまり出てきません。 

 

盗賊たちが隠れ家で盗んできた小判を分けます。等分に分けたはずですが、残るはずの小判2枚が見当たりません。皆で探すのですが、どうしても出てきません。首領が「おいらの仲間うちには、盗人はいねえはずだ」といって、それ以上は探さなかったという笑い話です。 

現実の政治ニュースで似たような話が聞こえてきます。ドジで間抜けな政治家では、洒落にはなりませんから、しっかりしてもらいたいところです。