2023年、阪神タイガースの人事労務政策が成功した

11月2日は「阪神タイガース記念日」です。今日の甲子園で、タイガースが見事な逆転勝利をあげて日本シリーズに王手をかけました。

 

1985年(昭和60年)の11月2日に、タイガースが21年ぶりのリーグ優勝を果たし、日本シリーズも制して2リーグ化後初の日本一になりました、タイガース応援団が揃って、この日を記念日と決めたのだそうです。1985年の阪神と言えば、3番バース(MVP・打率.350/50本/134打点で三冠王)・4番掛布(.300/40本/108打点)・5番岡田(.342/35本/101打点)という漫画のようなクリーンアップでした。

 

阪神 クライマックスで広島を粉砕
阪神 クライマックスで広島を粉砕

1985年以降の阪神タイガースは、昨年(2022年)までの38シーズンで優勝2回・2位が8回・3位が5回、つまりAクラス15回。最下位11回を含むBクラスは23回。 

但し、直近の矢野監督の4シーズンは3位・2位・2位・3位と全てAクラスでした。

 

今年から岡田監督になりましたが、2度目の監督就任です。前回の2004年~2008年の岡田体制は4位・1位・2位・3位・2位とAクラスを4年続けて真弓監督に引きつぎました。

 

さて、今日のテーマは賃金と成績です。プロ野球の場合、選手の年棒の高いチームほど強いという相関があります。強いから年俸が上がるということもありますから、因果関係はともかくです。

 

2023年のセリーグのチーム総年俸は、巨人が45.6億円で1位です。以下、40.8億円のヤクルト、35.1億円のDeNA、と続き4位が阪神で約31.5億円です。5位が広島で6位が中日。

しかも、阪神の総年棒は、前年(2022年)が32.8億円なので1.3億円も減っています。これで、勝ち数を68から85に伸ばし、年俸1位の巨人に15.5ゲーム差をつけて優勝したのですからコスパが最高にいいです。

 

実は、この結果には理由があります。2022年に阪神タイガースで年俸1位はロハスJr.、2位はチェン、3位はアルカンタラ、5位がマルテ、6位がガンテル、10位がケニーと、トップ3位が外国人、上位10人中6人が外国人選手です。

 

2022年は高額報酬の外国人選手を外すことで、日本人選手の年俸を上げています。プロ野球選手会によると、日本人支配下選手の平均年俸は2021年が2886万円、2022年が3456年だったものが、2023年は4345万円になっています。

 

組織が利益を増やすには、コスト要因である人件費は抑制していきたいです。一方で、高いパフォーマンスを発揮するには、処遇改善によるモチベーションアップも大事です。

阪神タイガースの2023年は成功例なんだろうと思います。