市町村は一元代表制でよかないか?

首長(市町村長)と議会(市町村議会)が対立する様子がしばしば報道されます。 

 

広島県安芸高田市の、石丸市長と市議会のバトルが結構な盛り上がりのようです。まぁ、どっちもどっちの泥仕合ですが、地方新聞の記者などのマスコミも乱入してきて、なかなかの荒れ模様ぶりです。個人的には、現代の日本において、市町村議会の二元代表制というのはそぐわなくなっているように思います。

 

宇部市議会議場
宇部市議会議場

二元代表制というのは、市町村長と市議会議員のどちらもが住民による直接投票で選ばれるという意味です。市町村長と議会が対立することは度々起こりますが、どちらもが住民を代表しているわけですから、なかなかまとめることは難しいとなります。

 

国は議院内閣制ですから、国会議員のなかから選ばれた総理大臣が内閣をつくる一元代表制です。何故、地方自治体は二元代表制なのか、また変えてはいけないのかは、日本国憲法に書いてあるからです。憲法8章(地方自治)は92条から95条まであり、その93条です。

第93条「地方公共団体には、法律の定めるところにより、その議事機関として議会を設置する。地方公共団体の長、その議会の議員及び法律の定めるその他の吏員は、その地方公共団体の住民が、直接これを選挙する。」

 

戦前の日本にも地方自治体が形式的に二元代表制をとってはいました。しかし、大日本帝国憲法に地方自治は書かれておらず、それほど厳格ではなかったようです。

 

二元代表制は、首長と議会の対立があると政策が停滞したり迷走したりの弊害が大きいように思います。また首長の力が強くなり議会が形骸化していきます。議員報酬が低額になっていく傾向もあって、議員に成り手がおらず、仮にいてもスキルが劣るという悪循環になっています。それでも議場は不相応に立派なものがつくられます。

 

ここらで、破壊的な見直しをして、地方自治も一元代表制にしたらよいと思います。議員を選挙で選び、市長は議長が兼務するという形式が考えられます。これなら、有能な若者たちが政党をつくって、ふるさとの市町を発展させようと立上がってくれるかもしれません。いかがなものでしょうか?

 

尚、議員定数の削減も合わせて実施しましょうね。人口16万人超の宇部市でも、前回市議会議員選挙最下位当選者の得票は720票しかありません。無投票ではなかったからよかった、というのは情けないです。(前々回の県議選宇部選挙区は無投票でした)