大空間の保健空調には成層型を検討しよう

省エネ相談会で工場の電気代に占める空調の割合が1/3にもなるというお話がありました。 

 

産業空調ではなく保健空調での使用だけということですから、ちょっと問題です。工場の場合は天井が高くて、仕切が少ない大空間になっています。こういう大空間の場合は、混合方式ではなく成層型空調システムが効果的なんですが、気づいていない可能性があります。

 

成層空調システム(三機工業webサイト)
成層空調システム(三機工業webサイト)

保健空調の対象は働く人なので、人がいる範囲だけを快適な環境にする。つまり、空調領域と非空調領域を区分する成層型空調が有るになります。

 

一般的な居室など小さな空間では、内部の環境を均質にする混合空調が有利なことはよく知られています。サーキュレーターなどを使って、空気を循環させるよいに推奨されます。しかし、大空間の場合は違うのです。

 

成層型空調の基本スタイルは、空間の3m高さくらいの壁面に下面に向けた吹き出し口があるダクトを取り付けるものです。冷房のときは冷たい空気は重いので下層にだけで循環して、暖かい空気は上層に留まり降りてきません。暖房のときは、屋外からの冷気を遮断しながら、軽くて上層に上った暖かい空気を人の足元まで届けるのです。

 

省エネ性能と快適性を両立できるシステムとして、空調メーカー各社が提案しており、近年では広く普及しています。ご参考までです。