サーキュラーエコノミー。日本は超超先進国。

サーキュラーエコノミー。循環経済(あるいは循環型経済)のことです。 CEと略します。

 

EU、ヨーロッパの方々がCEの規格化をして、世界の国々に強制をしていくのだと意気込んでいます。毎度のことですが、日本人あるいは日本政府はアピールが下手で、日本のマスコミは日本人や日本企業を無理の批判して留飲を下げる傾向が強いです。古来より「もったいない」の国である日本は、何百年もの伝統を育んでいるCEの超・超先進国です。

 

線形経済(Linear Economy)から循環経済(Circular Economy)へ
線形経済(Linear Economy)から循環経済(Circular Economy)へ

循環経済(CE)の対語は線形経済(リニア エコノミー:LE)です。経産省の資料ではLEからCEへ、という風にあります。

 

しかし、資源小国で島国である日本ではもともとLEという発想は乏しく、CEが根付いています。むしろ、高度経済成長期には、日本人は貧乏くさいとか島国根性とか言われて、ケチケチ大好きな国民性を揶揄されていたくらいです。

 

再資源化率(リサイクル率)には、いろいろな計算方法がありますが、日本では総じて厳しめな数字が出る方法を採用しています。マスコミでヨーロッパのリサイクル率に対して、日本は低くて怪しからんという話が出ますが、数字のつくり方に由来するものです。少し極端ですが、ゴミのうち処分しなかった量は再資源化したと見なしているようなイメージです。

また、ヨーロッパ(ドイツは除きます)では、今でも廃棄物の多くを埋め立て処理しています。最終処分場が少ない日本では焼却処理(熱はサーマルリサイクルされる)します。ヨーロッパの計算方法では、焼却処理するとリサイクル率が下がります。

 

さらに、懸念されるのはCEの発想がマテリアル(モノ)に向き過ぎてはいけないということです。省エネに取り組むうえで、「もったいないのはエネルギー」とお伝えしています。

 

例えば、エアコンのエネルギー消費は、最新機種と15年前の機種を比べると1/2になっています。省エネや冷媒漏出による温室効果リスクを考えれば、稼働率の高いエアコンならば買い替えることは賢い選択です。

まだ動くからもったいないと考える方には、日本におけるリサイクルは徹底していて、マテリアル(モノ)はムダにならない。実際にエアコンの再商品化率は92~93%(それでも、7~8%は廃棄します。尚、ヨーロッパの計算方法の再資源化率ならほぼ100%になる。)です。

 

しかし、使ったエネルギー(電力)は、形が無くて見えませんが、けっして再生できないわけです。「もったいないのはエネルギー」です。

 

いずれにしても、時代が日本に追いついてきました。CE超先進国の日本として、これからも日本モデルをしっかり示していくことは大事です。アピールべたの改善が求められます。