人材シェアリングで繁閑の差を埋める

中小企業では、季節的な繁閑の差がある事業者さんが結構あります。

 

夏場は忙しいけど冬になると暇だ。冬は忙しいけど夏はたいしたことが無い。年度末・年度初めに仕事が集中する。秋風が吹く頃になると生産を増やさないといけない。などなど、業種や顧客の市場によって繁閑の時期は様々です。さらに、季節商品の製造をしている会社など、もっと短かいサイクルで繁閑の波がある場合もあります。

 

繁忙期閑散期
繁忙期閑散期

一般的には、会社もある程度の規模になると、事業や業種が複数あるのであまり繁閑の差は気になりません。事業によって、繁忙期と閑散期が重ならないのです。

しかし、そこそこの規模の会社でも、単独事業の場合はどうしても繁忙期と閑散期ができてしまいます。

 

繁閑の波を、臨時雇用や派遣社員などで賄えればよいのですが、昨今の人手不足ではとてもままなりません。仕方なく、忙しいときに合せて、正社員を抱えるようになると、閑散期には遊んでしまうので、大いに困ります。

だいたい、人手不足だと騒ぎますが、中小企業の場合では通年いつでも人手不足という会社は意外に少ないような印象です。

 

解決策はいろいろあるのでしょうが、近接した事業者同士での人材シェアリングの可能性を広げていければと思います。今でも人材の融通はおこなわれていますが、類似業種の企業間に限られています。農業などは典型的で、作目によって繁閑の時期が異なるので、うまく融通できれば業務量の平準化ができます。特に海外からの技能実習生を受け入れているような事業者さんどうしでは、積極的に実践しているケースがあります。

 

今後は、類似業種に限らず、事業所の所在エリアが重複しているような事業者間で、繁忙期と閑散期の波を埋めるような仕組みができればいいなぁと思います。

 

この場合は専門外の仕事をすることで、プロとノンプロの議論もありそうです。

確かに、新型コロナ感染症のときにでてきたような専門家(プロ中のプロ)は、それ以外の領域ではノンプロどころかド素人(大間抜け)でした。しかし、中小企業で勤めているようなプロは、その他の職種でもノンプロレベルで十分に通用します。むしろ、異業種に従事して、光る才能や技能を発揮する人もありそうです。

 

社長、ちょっとご近所の会社を覗いて、話をしてみませんか?