倍賞千恵子さんはほんとうに素敵です。

今月の日経新聞「私の履歴書」は俳優・歌手の倍賞千恵子さんです。

 

倍賞千恵子さんについての知識はほとんどありません。「男はつらいよ」で、フーテンの寅こと渥美清さんの妹役”さくら”を演じていることは、知識としては知っています。ギネス記録になっている国民的映画「男はつらいよ」ですが、1作品もまともには見たことがありません。それでも、倍賞千恵子さんは素敵です。

 

私の履歴書 倍賞千恵子
私の履歴書 倍賞千恵子

学生の頃、ときどきコンサートやプロレスなどのイベント警備員のバイトがありました。夕方から夜にかけてのバイトで、たぶん一回5000円とかだったと思います。学生にとっては、割の良いバイトです。

 

制服制帽姿で、見た目はいっぱしですが、何しろ1時間前に集められて、簡単な説明を受けるだけですから、実際はほとんど役には立ちません。会場周りの他人の土地に人が入らないように監視するとか、駐車場の入口にクルマを誘導するとか、まぁそんなものです。そして、このバイトの最後は、イベントが終わって出演者さんが帰るときに、出待ちするファンの方との間に立って通路をつくる役です。

 

矢沢永吉さんのコンサートの警備に行きました。このときの矢沢永吉ファンは凄くて、コンサート会場の周りにバイクが集まり暴走運転をしたり、爆竹を鳴らして騒ぎ立てる輩が集結したりして、騒然としていました。警備員としては警備しなけりゃいけないのですが、警察官がたくさん出ていて、バイトは隅っこで立ってみているだけです。

 

事前の説明では、コンサートが終わったら通路役をするようになっていましたが、ちょっとヤバそうです。ところが、このコンサートは定時にスタートしましたが、おそろしく短時間で終演(たぶん1時間余り)します。当然、アンコールがあるものと思っていたら、何時まで経っても始まりません。20~30分後に「本日のコンサートは終了しました。出演者も全て帰りました」という趣旨のアナウンスが流れました。 まぁ、警察からの指導が入ったのでしょうね。

 

倍賞千恵子さんと上條恒彦さんのジョイントコンサートの警備は、矢沢さんとは真逆です。やはり、終演後に通路役をしました。警備会社からは、出待ちの方と倍賞さんや上條さんの距離をとるように指示されていました。

いよいよ、お二人をはじめとする出演者の方が会場から出てきましたが、警備のバイトは完全無視で、出待ちのファンの方と親しく挨拶したり、ちょっと歓談されたりしています。全く、警備の必要などなく、ただお邪魔しただけでした。