ウクライナ戦争で代理懐胎について考える

ワグネル創設者ブリゴジンによるロシアの内戦?内紛は何となく収まりそうです。

 

ロシアのウクライナ侵攻の影響をネットで眺めていたら、意外な記事を見つけました。

『代理出産で生まれ、ウクライナに捨てられる子どもたち──戦争に振り回される少女の運命』記事によると、ウクライナは外国人が代理出産の契約を結ぶことを認めている世界でも数少ない国の一つで、国際的な代理出産の中心地となっている。正確なデータはないが、戦争勃発前には年2000〜2500人程度の代理懐胎があったようです。

 

ウクライナの代理懐胎
ウクライナの代理懐胎

代理懐胎の問題は複雑です。代理懐胎者(子宮を持つ女性)・父となりたい人・母となりたい人・精子提供者・卵子提供者の最大5人が関与して、エージェント・医療関係者など多くの人の意思や働きで、新しい生命が誕生します。

まぁ、いろいろな事情や考え方があるので、一概には言えないですが、好ましいとは言い難いです。

 

国内での代理懐胎を条件付きで認めている国には、イギリス・オランダ・ベルギー・カナダ・フィンランド・イスラエルなどがあります。代理懐胎を禁止しているのは、ドイツ・イタリア・フランス・スイス(憲法に明文化)などです。

アメリカは州によって認否が分かれます。

日本は明確に禁止する法律があるわけではないのですが、自主規制によって国内での代理懐胎の例は非常に少ないそうです。

 

代理懐胎を認められていない国の人が、外国で代理出産をする、生殖ツアーが現実にあります。ヨーロッパの場合は、紛争当事国のウクライナとロシアが二大渡航先だったようです。世界でみると、北中米のアメリカ・カナダ・メキシコ、アジアではインドが多いようです。

 

日本のカップルが代理懐胎を望む場合は、今のところはアメリカ(カリフォルニア州など)に出掛けることが多いようです。ただ、日本の代理懐胎エージェントのwebサイトをみると、アメリカでの代理懐胎の費用は2000~2500万円とあります。

費用を抑える(約1/3の800万円)ために、このエージェントはウクライナとジョージアでの代理懐胎を推奨しています。出産するウクライナやジョージアの若い女性の手取りは?

※このサイトでは、現時点ではウクライナでの新規受付中止です。

 

ロシアのウクライナ侵攻はいろいろな問題を明るみにだします。